(女性部会)
グラッツィェ イタリアーノ!!
イタリア旅行記(1)

▲ミケランジェロ広場より フィレンツェの街をのぞむ
はじめに
 女性部会第二回目の海外旅行は参加者26名。
前回と同じJ.T.B.の近藤さんと共に10月8日
成田を出発、飛行12時間の末、ロンドン経由
で、無事ローマのホテルに到着したのは、最
早や午後12時を過ぎていた。

史跡、遺跡、がれきの街   ローマ
 翌朝、目覚めれば、窓の外は教会、絵になる風景だった。 早速、市内観光となる。紀元前6世紀の政治、商業、宗教の 中心として栄えたフォロロマーノは廃虚のまま手つかずで残 っている。テベレ川を渡りサンタンジェロ城を眺めながらバ チカン市国へ向う。日比谷公園の約3倍というこの国はロー マ崩壊ののちピユース9世が1929年ラテラノ教典によりバチ カン市国のみ統治することになる。小さな独立国ながら壮大 な美術鑑賞のメッカである。サンピエトロ寺院に入り、ピエ タ母子像、ダビデの像等駆け足での見学、有名なトレビの泉 で後向きにコインを投げて、古代ローマの円形劇場コロッセ オへ、剣闘士は体力のある奴隷であり、貴族階級は奴隷と猛 獣の命果てるまでの対決を楽しんでいたという話には凄惨に してこの広大ながれきの中を忌わしく見廻したものだった。
坂道の街        シェーナ
 のどかなトスカーナの丘陵をバスはシェーナに向う。シェ ーナは趣きのある街、石畳の坂道が続き両側に石造りの家が 迫っている。この街の自治会対抗の競馬大会が有名なことは 聞き及んでいた。昼食のレストラン、前の卵形の広場は人々 の憩いの場で寝そべっている人、恋を語り合う男女もいれば 年老いた夫婦が寄り添っていたりする。レンガ造りの家並の 美しい場所で記念撮影、バスはフィレンツェへ向かう。
ルネサンスの香り    フィレンツェ
 小都市ながら整然としている街。ホテルは賑やかな街なか にあった。翌日は一心不乱の見学日であった。ここ見ずして フィレンツェを語るなかれ。ウフィツィ美術館へ行く。連日 長蛇の列が引き切らないと云われる。あたりを見廻せば日本 人ばかり、コの字形の回廊の中は、似顔絵描き、風景画を売
っている人がいた。ウフィツィ美術館の多くはメディチ家の
コレクション、豊かな人間追求といわれるルネサンス文化の
殿堂である。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春」
のナイーヴな美しさ。ミケランジェロの「聖家族」のおおら
かさ。
 私は今ここで、本ものと対面しているのだとひそかに息を
のむ思いだ。花の大聖堂ドゥオモ≠ヘ街中からもその展望
台が見えるこの街のシンボル。自由時間に昇った人、ベッキ
オ橋まで行った人、それぞれの行動になる。夜はこの街で有
名なレストラン サバティーニでの会食。

アドリア海の夕日     ベネチア
 バスがベネチアに着くと交通手段はすべて船となる。大き な運河から次第に船は支流に入ってゆく。林立する水辺の建 物、そのどれもが舟着き場を持っている。どうしてこのよう な水の中に建物を立てることが出来たのであろうか。ベネチ アは不思議にして魅惑的なところである。映画「旅情」のロ ッサノブラッツィがキャサリンヘプバーンが現れそうなサン マルコ広場へ行く。日曜とあって人の多いこと。鳩の飛び交 うなかをドウカーレ宮へ。その昔囚人が宮殿から牢獄に移さ れる時に渡ったという「ためいきの橋」を渡り、宮殿内の見 学。その後ホテルに入り夕暮の集合となる。遠くにハーバー ライトがきらめき寺院の塔が見える。藍を流したような海、 果てなく広がる雲間より赤く大きな夕日が今まさに沈んでゆ く。アドリアの夕日は大きかった!!  5、6人に分かれてゴンドラに乗る。夕暮れ迫るビルの間 の川辺のさざめき、折しも前方の舟から流れて来る楽士の唄 うカンツォーネ、今宵うす月夜さえ興を添えて、ベネチアの 夜は暮れて行く。 ベローナ、ミラノは次号に続きます。  お楽しみに…
                  (広報 小山記)


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